帝京大学医学部附属溝口病院麻酔科

概要

当院は許可病床数400床の大学病院であり、臨床研修病院、麻酔科学会認定麻酔指導病院に指定されています。 麻酔科は5室の手術室を中心とした手術の麻酔と、ペインクリニック外来を担当しています。心臓血管外科、歯科以外の全科の手術症例があります。 年間約3100件の手術のうち、局所浸潤麻酔症例以外の約2000例余りの麻酔管理を常勤医7名、研修医2-3名、非常勤医数名で行っています。 ペインクリニック外来は、5台のブロック台を備え、月曜日午前午後、火曜日、水曜日、木曜日、土曜日の午前中に診療を行っています。
診療とあわせて、学生、研修医、若手医師の育成とより良い麻酔を目指した研究活動を行っています。 新病院建築予定に向けて、全ての活動の充実を図っています。
また、当麻酔科と帝京大学Joint Program Centerは民間5社と共同で、産学連携の研究課題「人工呼吸器に関する医療事故を防止するための安全管理支援システムの開発」をスタートさせました。このプロジェクトは経済産業省の平成22年度「課題解決型医療機器の開発・改良に向けた病院・企業間の連携支援事業」に採択され、ME部、看護部などから協力を得ながら新しい人工呼吸器アラームシステムの開発、評価を進めています。

特色

当科は帝京大学本院(板橋)とは独立した医局として、東京大学や横浜市立大学などの麻酔科と人事交流をしながら運営されてきました。
これまで大村昭人先生(元帝京大学医学部長、現医療技術学部長)、工藤一大先生(現国立医療機構横浜医療センター副院長)が教授・科長を務めてこられました。伝統的に医局からの拘束は少なく、出入りが比較的自由であり、科長の人脈で専門病院、他施設への研修なども随時行ってきました。
2010年4月からは、安藤富男が教授・科長に就任し、同時に病院教授2名が着任しました。これにより、常勤医7名のうち麻酔科学会指導医4名、専門医2名となり、充実した指導体制になりました。大学病院でありながら中規模な病院として、各科間の垣根が低く、リラックスした雰囲気の働きやすい環境です。臨床工学士(ME)の方々が充実していて、大変協力的です。手厚いサポート体制のもと、基本的な麻酔診療から臨床研究まで楽しくマスターして行くことを目指しています。


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